日常生活

吃音は面接で落とされる?吃音症の私が実践した対策をご紹介!

 

話したくても第一声が出ない。

同じ言葉を連発してしまう。

このような症状が出る吃音症は、日常生活を送る上でとても不便ですし辛いですよね。

私も吃音症で、難発型連発型どちらも症状として現れます。

調子の波も大きく、精神的に参ってしまうことも多くあります。

そして、吃音者にとって最もハードルが高いのが面接ではないでしょうか。

面接はアルバイト・就職・転職などで必ず行われるので、避けては通れないですよね。

中には、吃音が出ると面接で落とされると思っている方もいるかもしれません。

実際はどうなのでしょうか。

今回は、吃音は面接で落とされる?吃音症の私が実践した対策をご紹介!というテーマで解説していきます。

 

吃音は面接で落とされる?注意点もご紹介!

面接は独特な雰囲気や何を聞かれるか分からないということもあり、必要以上に緊張してしまいますよね。

緊張すると呼吸も浅く喉も締まるので、必然的に吃音が出る可能性が高くなってしまいます。

私はアルバイト・就職・転職で面接を経験し、吃音の症状がひどく出たときもあります。

では、吃音が出ると面接で落とされるのでしょうか。

 

吃音が直接的な原因で落ちることは無い

面接は応募者が自社に適した人材であるか確認するために行われます。

流暢に話すことが面接の目的ではないので、吃音が出ても焦ることは無いと断言します。

私自身、就職活動時に吃音がひどく出ても面接を通過したり、珍しく吃音の症状が少なかったのに不採用通知が来たという経験があります。

吃音が出ても、それをカバーできる熱意や人柄をアピールできれば面接を通過できる可能性は高いということだと思います。

私は吃音症を抱えながら営業職を10年以上経験していますし、吃音の症状が出ても採用された方もたくさんいます!

 

無理に話そうとすると逆効果になる場合もある

私の経験談をお話します。

就職活動の面接での発言中に吃音がひどくなったことがありました。

吃音者特有の言葉の言い換え(言いやすい言葉に置き換える)を必死で行った結果、支離滅裂で意味不明な発言となってしまいました。

私自身、頭が真っ白になりました。

面接官の目線も明らかに変わったことを覚えています。

その会社から

・コミュニケーション能力が不足しているため
・質問の意図を理解する能力が不足しているため

という理由で不採用通知が来たことがあります。

実際は、何を話したいか頭の中では分かっていますし質問の意図も分かっているのです。

吃音を隠そうと無理に話そうとした結果、自分から面接に落とされる要因を作ってしまったことになります。

もし、吃音が出た・出る予感がする場合は遠慮なく

・今、考えているので少しお時間を頂けますか

・緊張しているので深呼吸して落ち着くまでお待ち頂けますか

と面接官に質問してみてください。

私自身も上記の言葉を使ったことがありますが、NO!と言われたことは一度もありません。

逆に、緊張を少しでも解くために一緒に背伸びをしようと提案してくれる面接官もいました。

自分を大きく見せようとせず、あくまでも自分のペースで面接を進めてみて下さい!

きっと良い結果になるはずです!

 

吃音でも面接を優位に進められる対策とは?

次に、吃音でも面接を優位に進められる対策をご紹介します!

私も面接で多くの失敗をしながら対策をしていた結果、優位に進められる方法を見つけることができました!

私も実践済で効果は絶大だったので、ぜひ実践してみてください!

 

資料に代弁させる

資料に代弁させる手法は本当に効果抜群でした。

私の場合、下記2点を事前に準備しました。

  1. 自身の強み(経験談も記載)を詳細に書いた自己紹介資料
  2. 面接を受ける企業のHPを印刷し、質問したい部分にマーカーで斜線を引いた資料

①の自己紹介資料は履歴書や職務経歴書と一緒に、一番上に置いて面接官にお渡しします。

②の資料は、机の横に置いておきます。

そんなことして良いのかと思われるかもしれませんが、資料を作ったり机に置いてはいけないというルールは無いですよね。

むしろ、視覚情報として資料があったほうが面接はスムーズに進みます。

これを実践したことによる効果は下記になります。

  1. 資料に全て記載しているので、自身の声で説明する時間が短縮される
  2. 質問が資料に関することに集中する
  3. 何を質問されるか分からないという不安が軽減される

まさに、資料は口ほどに物を言う作戦です!

下準備は必要となりますが、吃音者を助けてくれる重要なものになるはずです!

面接で悩んでいる方はぜひ実践してみてください!

 

吃音は面接で落とされる?吃音症の私が実践した対策をご紹介!:まとめ

吃音は面接で落とされる?吃音症の私が実践した対策をご紹介!というテーマで解説してきました。

吃音は日常生活を送る上で、確かにハンデだと思います。

しかし、工夫次第で吃音が出る場面を減らすことは可能です。

吃音者の一番の鬼門といっても過言ではない面接においては、資料を準備し、資料に代弁させることが本当に有効です。

面接で後悔や失敗をしないためにも、ぜひ資料を作って臨んでみてください!

以上、吃音は面接で落とされる?吃音症の私が実践した対策をご紹介!でした。

ありがとうございました!

ABOUT ME
yuutarou
ご覧頂き、ありがとうございます!! yuutarouです! 野球が大好きな30代です。 吃音持ちですが前向きに生きています(^^)