2022年12月、プロ野球で新たな試みが導入されることになりました。
その名も「現役ドラフト」。
またの名をブレークスルードラフトとも言われていますね。
馴染みのないワードですね!
この制度は選手会の中で2018年頃から議論されており、4年の時を経て実現されます。
その現役ドラフトですが、仕組みやメリット・デメリットを知りたいですよね!
今回は、現役ドラフトの仕組みとは?メリットとデメリットも考察!という内容で解説していきます!
現役ドラフトの仕組みとは?

まずは現役ドラフトの仕組みから解説していきます。
今回行われる現役ドラフトは、
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させること
をコンセプトにした制度です。
確かに野球中継を観ていると、
- この選手が控えなのは勿体ないなぁ。
- この選手は選手層が薄い球団に移籍したら活躍しそうだなぁ。
と思うことが多々あります。
その現役ドラフトですが、10月に行われるドラフト会議とは方式が全く異なります。
現役ドラフトに関して、抑えておくべき内容をまとめました。
対象選手は各球団2人以上・1人獲得は必須
今回の現役ドラフトは、各球団が2人以上の選手リストを提出し、1人は必ず獲得しなければならないことが決定しています。
ということは現役ドラフト対象者は24人以上で、12人は確実に移籍するということですね!
対象者は
- FA権を持たない者
- 年俸5000万以下
- 支配下選手
ということが分かっています。
ちなみに対象外は
※対象外
- 前年のドラフト会議で指名された選手
- 外国人選手
- 育成契約選手
- 複数年契約選手
となっています。
球団の在籍年数・年齢などの制約は発表されていません。
その選手リストを各球団が確認し、指名したい選手を1人ずつ挙げていきます。
《プロ野球現役ドラフト》
2022年12月上旬開催でNPBとプロ野球選手会が大筋合意
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で、12球団が指名対象となる選手を2人以上出し合い、各球団が獲得する選手を指名していく方式
— Fighters☆SPIRITS β (@hnhfspir) August 31, 2022
獲得希望指名が多かった球団から選択開始
ここが通常のドラフト会議の制度とは異なる点です。
まずは現役ドラフトの対象選手を各球団が確認し、獲得したい選手を投票します。
その中で、獲得希望が一番多かった選手が所属する球団が一番目に投票することが出来ます。
https://t.co/DgW5tpagTe
流れだけやけどな— バンテリンドームナゴヤサポーター (@dragons19943) September 26, 2022
簡単にまとめると、
- 獲得希望が一番多かった選手の所属する球団から指名
- その球団から指名された選手が所属する球団が指名
- その流れで順番に指名し、全球団1人獲得すると選択終了
- となります。
- ポジションが被っていて出場機会に恵まれない選手が多い球団は有利ということですね。
メジャーリーグの制度を参考
現役ドラフトは、メジャーリーグの制度を参考にしています。
メジャーリーグでは、「ルール・ファイブ・ドラフト」という名称です。
毎年12月に行われており、日本と同じく実力がありながら出場機会に恵まれない選手を救済するという制度です。
現役ドラフトとの違いをまとめると、
- 18歳以下で入団した場合、開催時点で在籍5年未満選手は対象外
- 19歳以上で入団した場合、開催時点で在籍4年未満選手は対象外
- MLBの40人枠に登録されている選手は対象外
- 指名した球団は、所属している球団に10万ドル(約1100万円)を支払う
- 選手を元の球団に返却することもでき、その場合は5万ドルが戻ってくる
などがあります。
その制度で活躍した選手も多くいるようで、日本でもそのような選手が多く誕生することが期待されています。
現役ドラフトのデメリット3つとは?

次に私が思う現役ドラフトのデメリットを3つ挙げていきます!
日本では初めて行われる制度ですから、今後さまざまな問題が出てくると思います。
その問題を徐々に解消していきながら、プロ野球の活性化に繋がっていけば良いですね!
では、解説していきます。
対象選手の基準があいまい
前述した通り、今回の現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させることが目的ですが、対象選手の基準があいまいであることもデメリットだと思います。
メジャーリーグのルール・ファイブ・ドラフトのように細かいルールがあるわけではないので、対象選手は球団の裁量に任されることになります。
成績が振るわず、戦力外の当落線上にいた選手ばかりリストに挙がってしまうと、本来の趣旨から外れてしまいます。
個人的には、戦力外の当落線上にいた選手をリストに挙げても指名されなければ来季も契約しなければならないので(戦力外通告の期限は遅くても日本シリーズ終了の5日後で現役ドラフトは12月開催)、そのような状況は無いと思っています。
また、通常のトレードと差別化もすべきだと思います。
いずれにしても各球団の本気度が問われますが、状況によっては在籍年数・直近の成績などの条件が追加されるかもしれないですね。
今後も議論が必要です。
現役ドラフトができたので例年よりも重い意味をもつ戦力外通告になりますhttps://t.co/78Iu58Z4w7
— ひとりぽっちのカープファン (@kodokunacarp) September 30, 2022
対象選手のモチベーション低下
これは選手の性格にもよりますが、挙げさせて頂きました。
現在のところ、自身が対象選手になっているのか本人には伝えないと言われています。
しかし現代は情報社会なので、どこでその情報が漏れるか分かりません。
該当選手がその情報を知ってしまうと、中には
俺って球団から必要とされていなかったんだな・・・
と感じる選手もいると思います。
また、その球団から出たくないと思っている選手もいると思うので、現役ドラフトで移籍したことによってモチベーションが低下してしまっては本末転倒です。
今後は、移籍したいと立候補できる制度が出来るかもしれません。
しかし立候補しても移籍できなかった場合、その球団の首脳陣から白い目で見られる可能性もあるので、本当に難しいですね!!
現役ドラフトって立候補制にすればいいんじゃないかって思うけどそうすると移籍できなかった選手がその球団から冷遇されるのが容易に想定できるからある程度強制エントリーにしてしまって絶対に出ていきたくない選手は申請のうえ参加を取り止めるという形がいいのかなと思った。
— やきゅけろ (@89kero_kero) November 21, 2019
ストーブリーグの停滞化
プロ野球のオフシーズンのことを指すストーブリーグもファンの楽しみの一つですよね!
そのストーブリーグが停滞化する恐れがあります。
特に影響が出そうなのは、戦力外になってトライアウトを受けた選手です。
その理由もあります。
プロ野球は支配下登録の登録人数が球団あたり70人という決まりがあります。
現役ドラフトでの獲得によって仮に支配下登録数がいっぱいになると、トライアウトを受けた選手は育成契約しか出来なくなります。
球団の考えや育成方法によってはそのような状況を避ける場合もあるので、影響は大きいと思います。
トライアウトに合格してから活躍した選手も多くいるので、今後の懸念事項となりそうです。
現役ドラフトのメリット3つとは?

続いて私が思う、現役ドラフトのメリットをお伝えしていきます。
プロ野球の人気が徐々に低迷している中、現役ドラフトが人気回復の一役を買うかもしれません!
では解説していきます!
選手の活躍の場が増える
球団が動かないと実現することがないトレードとは違い、必ず1人は移籍しなければならない現役ドラフトは、選手の活躍の場が増える非常に良い制度ですね!
会社員もそうですが、プロ野球でも環境を変えると大化けする可能性を秘めています。
最近では、読売ジャイアンツから北海道日本ハムファイターズに移籍した大田泰示選手(現横浜DeNAベイスターズ)や広島東洋カープから福岡ソフトバンクホークスに移籍した藤井皓哉選手が挙げられますね!
そのような選手が現役ドラフトで多数出てくると、シーズンも面白くなりそうです。
選手層の薄いチームが戦力補強できる
選手層の厚いチームでなかなか出場できなかった選手が選手層の薄いチームに移籍すると、主力選手になる可能性もあり、チームの救世主になる可能性がありますね!
移籍した選手の動向は気になりますし、活躍すれば他球団でも応援したくなりますよね!
プロ野球では環境を変えることは悪と思われる雰囲気が少なからず残っているので、そのような雰囲気を打破するためにも非常に良い制度ですね!
戦力の均等化が期待できる
今シーズンのチーム状況を振り返ってみると、例えばセ・リーグでは東京ヤクルトスワローズと中日ドラゴンズ、パ・リーグでは福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムファイターズでは残念ながら戦力の差がかなりありますね。
今回の現役ドラフトによって移籍が活性化すると、長期的な目で見れば戦力の均等化が期待でき、大混戦となるシーズンが期待できますね!!
現役ドラフトの対象になっていると噂の3名とは?

続いて、今回の現役ドラフトの対象になっていると噂されている3名をご紹介します!
確かにこの3名は移籍によって大化け・復活する可能性があると思っています。
では、解説していきましょう!
石川慎吾(読売ジャイアンツ)
まずはこの選手です。
石川慎吾選手は東大阪大柏原高校から2012年ドラフト3位で日本ハムファイターズに入団し、2017年に読売ジャイアンツに移籍した選手です。
持ち前のパンチ力で勝負強さもありますが、レギュラーには定着できておらず、代打での出番が多くなっています。
イースタンリーグでは結果を出しているので、個人的にはスタメンで出場する方が活躍できるのではないかと思います。
真っすぐに強いイメージがあるので、パワーピッチャーが多いパ・リーグの球団が良いのではないでしょうか。
年齢も2022年時点で29歳と若く、スタメンで活躍してほしい選手です。
石川慎吾は間違いなく現役ドラフトだろうな、、
というか出してあげるのが本人のため
外野は外国人に萩尾、秋広さらに数年後は浅野翔吾と使う気なんてないんだから
守備固めにもならんし#giants— まっつ 賀喜、掛橋、柚菜、浅野翔吾、堀田真由推しミーハー (@qjFRqPK1U5qBy1W) December 3, 2022
高山俊(阪神タイガース)
個人的には最も復活してほしい選手です!
高山俊選手は日大三高~明治大を経て2015年ドラフト1位で入団した選手です。
ルーキーの2016年シーズンは136安打を記録し、新人王も獲得します。
しかし、その後は振るわず年々出場機会を減らしています。
個人的にはDeNAベイスターズや中日ドラゴンズで活躍しそうな気がします。
復活を期待します!!
ふと思ったが、高山俊が使われないのが本当に不思議。
現役ドラフトで他球団で育成すれば、
今より更に活躍しそう。
頑張って欲しい‼️— ボルスタ (@bU067czIn8D40fJ) August 28, 2022
オコエ瑠偉(東北楽天イーグルス)
最後はこの選手!
オコエ瑠偉選手は関東一高から2015年ドラフト1位で入団した選手です。
高校時代の活躍を覚えている方も多いのではないでしょうか。
鳴り物入りで入団しましたが、素行問題など野球以外の話題が先行してしまい、去就も厳しい状態です。
持ち前の身体能力は抜群なので、移籍によって心機一転頑張ってほしいなと思う選手です。
個人的には規律に厳しい読売ジャイアンツに移籍すれば面白いのではないでしょうか。
プロ野球の現役ドラフトが楽しみで仕方ない。
しかし本当に素晴らしい取り組みだと思う、確実に他球団に行ったら化ける選手もいるはずだし!
あとはチームを増やしてくれたら文句無いwそして彼は都会のチームに入ったら化けると信じてますw
オコエ瑠偉頼むぞ! pic.twitter.com/pzaVqpD3EX— KINGSMAN.tokyo (@kingsmanTokyo) September 29, 2022
現役ドラフトの仕組みとは?メリットとデメリットも考察!

現役ドラフトの仕組みとは?メリットとデメリットも考察!というテーマで解説してきました!
現役ドラフトの実施後に様々な問題も発覚すると思いますが、まずは実施するということが大事だと思います。
その第一歩である今年の現役ドラフトが楽しみですね!
以上、現役ドラフトの仕組みとは?メリットとデメリットも考察!でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!